2021.09.29

矯正豆知識

喫煙は矯正治療の邪魔をする?

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喫煙者にとっても非喫煙者にとっても、人体に悪い影響を及ぼすことは十分承知の事実であると思います。今回は、いざ矯正治療をするとなった喫煙者が直面する問題点をご紹介します。

着色だけでないタバコの悪影響とは?

タバコに含まれる成分がお口の健康を損なう原因の一つとなっています。

☑タール
着色の原因となる成分。
多くの方がご存知である「タバコのヤニ」と言われるものの原因です。特に矯正中、装置があることによって唾液の分泌量が減ります。

☑ニコチン
血管収縮作用が働きます。
イコール、血流が悪くなります。歯茎の健康状態が悪くなる上に、血流量が減るため、悪化していることに気づきにくい状態が続いてしまうため大変危険です。

矯正中の喫煙は禁止?!

矯正中はタバコを吸わない方がいいのでしょうか?

答えは「YES」です。

ただし、あくまでも推奨のため矯正をスタートするために禁煙が必須というわけではありません。

どうして禁煙が推奨されるか

前述したように、タバコに含まれるニコチンは歯茎の血流を滞らせる性質があります。
それは、歯を動かす仕組みである「新陳代謝」に直接関わってきます。

お口の中の血流が悪くなると新陳代謝も低下し、歯の周りの組織再生が制限されます。つまり歯が動くスピードも低下します。その結果、非喫煙者と比べると、治療の期間が長引く傾向にあります。

矯正で歯が動くしくみのブログはこちら

マウスピース矯正への影響

喫煙していても、マウスピース矯正はできます。

しかし、避けることができない喫煙をすることが故の影響は、着色はもとより、劣化を加速させます。一週間程度で交換するマウスピースとはいえ劣化してしまうと本来あるべき形状が損なわれる可能性があります。

つまり、動かしたい歯の形状とは少しずつずれていき、結果として計画どおりに動かず苦戦する可能性があるということです。

矯正治療費vsたばこ代のシミュレーション

一般的に「高い」と思われがちな矯正治療。
ただ、表面的な金額だけではなく、物の価値を相対的に見ることが重要です。今回は、矯正治療費とたばこ代に絞って考察していきましょう。

喫煙者の年間の平均支出は?

日本人の喫煙量は1日平均19本で、つまり約一箱分です。銘柄にもよりますが、平均で現状一箱500円〜600円ほどと考えると・・・

■年間のたばこ代(例)
182,500円〜219,000円/年


つまり喫煙者は、年間で約20万円の金額を「たばこ代」として支出していることになります。(改めて計算すると嫌になりますよね)

これに対して、当院で扱うマウスピース矯正は

■矯正費用
総額 396,000円


約2年間分のたばこ代で、歯列矯正ができてしまう計算です。

禁煙のきっかけにも

☑ 禁煙を試みているが失敗している方
☑ 喫煙中で、矯正治療を考えている方

様々な意味でもタバコは人体に影響を及ぼします。
矯正をするにもしないにも、お口の健康・体の健康を守るための禁煙のきっかけを後押ししてくれるのが、「歯列矯正」であるかもしれません。

是非、お口の状態の定期検診と共に矯正治療の無料シュミレーションを体験してみませんか?

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記事監修者:歯科医師 庄野太一郎

徳島県、昭和大学歯学部卒業。医療法人庄野市歯科診療所の理事長として、庄野歯科医院徳島院、庄野歯科医院北浜オフィスを開設。国際インプラント学会に所属し、インプラント治療の技術研鑽に努め、四国初のインプラントセーフティーマーク取得医院として認定。現在、関連書籍も出版。