2021.09.24

注意が必要な歯並び

過蓋咬合について

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不正咬合(悪い歯並び)シリーズ。今回は、噛み合わせが深い「過蓋咬合(かがいこうごう)」についてご説明していきます。

過蓋咬合ってどんな状態?

過蓋咬合とは、「開咬」の反対で、基準値よりも噛み合わせが深い状態をいいます。

正しい理想の噛み合わせは、上の歯が下の歯を2~3mmほど覆い被さる状態ですが、それ以上に深く噛み合わさっている状態で、重度の方は下の歯がほとんど見えない場合もあります。

過蓋咬合によるガミースマイルかも!?

笑ったときに歯茎が目立つ「ガミースマイル」

もしかしたら、過蓋咬合によってガミースマイルになっているかもしれません。

噛み合わせが深いと歯茎の見える量が多くなるため、噛み合わせを改善することでガミースマイルが改善することがあります。

前歯の角度を改善する

過蓋咬合の場合、前歯の角度が基準値よりも内側に入ってしまっていることがあります。

そのようなケースでは、内側に入っている前歯に下の歯がロックされている状態です。

前歯に角度をつけることで、下あごを動きやすくして、前歯の噛み合わせを改善することができます。

過蓋咬合の原因は?

下記のような原因が考えられます。

 下あごが後ろにさがっている

 上下の顎のバランスが
  とれていない

 前歯の位置や角度などの問題

などなど

顎関節症に注意!

歯並びの乱れやガタガタなどを気にする方は多いですが、噛み合わせの深さに気付かれる方は少数です。そのため、「指摘されるまで気付かなかった~!」という方がほとんど。


そして、過蓋咬合の方の多くは、顎関節症の症状がでやすい傾向にあります。


過蓋咬合の方の場合、噛み合わせが深いため、下あごの動きが制限されてしまいます。顎の動きが制限されてしまうと、顎の関節に負担がかかり、お口が開きにくくなったり、痛みや音が出るなど「顎関節症」を引き起こしてしまう原因になるのです。

今からでも遅くない!癖の改善

顎関節症と聞いてぎくりと思う人もいるのではないでしょうか?肩が凝ってると関節をならす癖がある方がいるなるように、顎も疲れてくると関節を動かす癖がついている方もよく見かけます。
現状何も症状がなくても、日々の蓄積は恐ろしいです。
思わぬところで、後戻りができない状態に陥ることもあるのです。

その癖も、もしかすると「嚙み合わせ」が一つの原因である可能性も!

~番外編~子供の頃から気をつけてほしいこと

噛み合わせが深い方は、前歯で食べ物を噛みちぎることをされない傾向にあります。

本来であれば、前歯は噛みちぎるための役割を担っているはずが、無意識で奥歯で噛みちぎっていたり。(実はこの噛みちぎっているときの刺激が重要!)前歯をつかって、噛みちぎる習慣をつけていってくださいね!

あなたの歯並びや噛み合わせは大丈夫?

インビザラインGOは、軽度の過蓋咬合にも対応しています。

ご自身では不正咬合には気づきにくいもの。

何か症状が出てから歯科医院を受診する方がどうしても多いですが、顎関節症などの症状が出てしまう前に、一度ご自身の歯並びや噛み合わせを歯科医院でチェックしてみてくださいね!

記事監修者:歯科医師 庄野太一郎

徳島県、昭和大学歯学部卒業。医療法人庄野市歯科診療所の理事長として、庄野歯科医院徳島院、庄野歯科医院北浜オフィスを開設。国際インプラント学会に所属し、インプラント治療の技術研鑽に努め、四国初のインプラントセーフティーマーク取得医院として認定。現在、関連書籍も出版。