2021.09.21

矯正豆知識

地球環境を守る!矯正治療

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国連サミットが2013年までに達成すべき目標を定めた「SDGs」持続可能な世界を目指すために17の目標を掲げています。企業を筆頭に、社会貢献の一つとして数年前から世界全体で取り組み始められています。歯科業界としても、何ができるか?が問われてきています。

整った歯並びが環境を守る!?

歯列矯正の目的は見た目だけではありません。歯並びが整うことによって、歯磨きなどお手入れがしやすくなり、磨き残しが減ることで、虫歯になることを予防できます。

虫歯にならなければ、「治療」はなく、メンテナンスを定期的に受けるだけで済みます。

「治療」と「メンテナンス」では排出されるゴミの量に大きな差があるのです。

知られていない歯科医院のゴミの廃棄量

歯科医院から排泄されるゴミ。いわゆる医療廃棄物は、適切な処理(パッキング等)が必要となるため一般のゴミよりも量が必然的に多くなります。

一般家庭の一日のゴミの量とは比較にならないほどの廃棄量が出ます。

虫歯治療とメンテナンスの廃棄量の違い

廃棄量は、実は治療の内容によって大きく違ってきます。
虫歯治療一つをとっても、治療開始から終了までに出る廃棄量はゴミ袋一つ分パンパンになるほどです。

■虫歯治療で出る廃棄物

✔ 噛み合わせを確認する紙
✔ グローブ(治療に携わった人分)
✔ 型取り時のセメント
✔ ガーゼ
✔ 接着剤、作成時のヘラなど
✔ 被せ物の作成時に出る廃棄物
✔ 麻酔に伴う使い捨て製品
✔ 紙コップ

など、治療時に必要なものに対しすべて廃棄物はつきものです。
そのため、通う回数も工数も多い虫歯治療が廃棄物量が多くなります。
メンテナンスで虫歯予防ができるだけで、通う回数も少なく一回の廃棄物もビニール袋一袋分。廃棄量を大幅に減らすことができます。

歯医者でもできるマイカップ生活

既に浸透している「マイカップ」は、実は歯医者でも実践できます。

上述しているように、毎回患者様ごとにお口をゆすぐためのカップが必要です。歯科治療の場でも、お家からマイカップをお持ちいただくことでマイカップ生活上級者になれるかもしれません。

その他、マイエプロンもお持ちいただくことも、意外なエコ活動と言えます。

未来の地球環境を守るのはあなた

今ある恵まれた環境は、過去の人間の行った結果といえます。つまりどういうことか?

未来を作るのは今いる私たちです。

もっと言えば、今日生まれた赤ちゃんの生きる環境を守るのは、今日のあなたの行動の積み重ねと言えます。

矯正をする意義としても

「エコバック」や「マイカップ」が浸透し、環境問題への取り組みが随分身近になりましたよね。環境への配慮は自分のライフスタイルに合わせて実行することに大きな意義があります。

矯正治療から始まり、虫歯にならないメンテナンスのしやすいお口環境を目指すことも、立派な地球環境への貢献といえることに、是非気づいてほしいと思います。

親に矯正治療の説得をしたい!と思っている方へも、一つの意義として伝えてみるのも良いでしょう。

矯正治療を理解してもらう方法

記事監修者:歯科医師 庄野太一郎

徳島県、昭和大学歯学部卒業。医療法人庄野市歯科診療所の理事長として、庄野歯科医院徳島院、庄野歯科医院北浜オフィスを開設。国際インプラント学会に所属し、インプラント治療の技術研鑽に努め、四国初のインプラントセーフティーマーク取得医院として認定。現在、関連書籍も出版。