2021.03.07

装置のこと

新素材スマートトラック

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インビザラインの進化の中で、研究を重ねに重ね、8年越しに開発されたもの。アライナーの新素材・SmartTrack(スマートトラック)です。
2013年2月から、全アライナーに適応となり、治療全体に劇的な変化をもたらすこととなりました。

特徴

素材が単に変わったということだけではありません。8年をかけた研究がギュッと詰まったものであり、マウスピース矯正治療の多方面からの効果の底上げが可能となりました。

柔らかさがキーポイント

一番のキーポイントは、素材の柔らかさ。従来のものよりも、非常に柔軟になりました。元々は、アライナーを曲げようとするとパキっと割れてしまいそうな素材でしたが、新素材スマートトラックは樹脂素材のようにくねっと曲げることができます。これは、熱可塑性の特徴を持つことが理由です。

コントロール力の向上

熱可塑性とは熱が加わることにより、軟化する性質をもつことを言います。身近な例でいうと、チーズがその一つです。
熱を加えるととろけて柔らかくなりますが、冷めると固まりますよね。さらに再度熱を加えると、また柔らかく変化します。こういった現象が、お口の中にあるアライナーで起こっています。

歯間空隙に密着するため、歯牙移動およ治療結果が向上します。
(柔らかいため、より正確にフィットする)
この性質があることにより、持続的に歯を移動させる力を加えることが可能であり、コントロールがさらに向上しました。
また、正確にそれぞれの歯の形、アタッチメントと歯と歯の隙間に吸い付くように密着するため、終盤の治療の仕上げの力が向上します。

装着感

柔らかくなったアライナーでは、非常に快適な装着感に変わりました。お口の中での馴染み易さ、アライナーの脱着し易さに喜ぶ患者様が多くいらっしゃいます。また、

痛みの緩和

インビザラインの矯正治療はワイヤー矯正と比べると、痛みが少ないと言われていました。新素材の、弾性のある素材がさらなる痛みの軽減につながっています。

治療期間の短縮

新素材の登場当初は、旧アライナー素材と同様、14日交換でした。歯をしっかりつかみ、使い始めのホールド力を最後まで持続することが可能になったことで、一つのアライナーの装着日数の短縮が可能となりました。現在では、7日交換となり、大幅な治療期間の短縮が実現しました。

確かな検証結果

従来のアライナーと、新素材のアライナーの使用結果の検証も実施されました。患者1,015名に対して調査。歯牙移動のコントロールが著しく向上する結果が得られました。
(※ アライン社独自の調査結果)

今後の進化にも期待

インビザラインは日々研究され、患者様により良い治療結果を届けられるように追求し続けています。今後のさらなる進化が楽しみですね。

記事監修者:歯科医師 庄野太一郎

徳島県、昭和大学歯学部卒業。医療法人庄野市歯科診療所の理事長として、庄野歯科医院徳島院、庄野歯科医院北浜オフィスを開設。国際インプラント学会に所属し、インプラント治療の技術研鑽に努め、四国初のインプラントセーフティーマーク取得医院として認定。現在、関連書籍も出版。