2021.10.13

矯正豆知識

マウスピース矯正中の着色について

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前回、矯正中のホワイトニングについてご説明いたしましたが、今回はマウスピース矯正中の着色についてご説明していきます。着色にお悩みの方は、ぜひご覧ください。

マウスピース矯正中に着色する理由

アタッチメントの素材

マウスピース矯正で歯の移動をサポートする「アタッチメント」。

このアタッチメントの素材は、レジンと呼ばれる樹脂です。

樹脂は吸水性があり、着色しやすい素材のため、マウスピース矯正中にアタッチメントが付いていると普段よりも少し着色しやすい状態になります。

※だからと言って必ず着色してしまうわけではなく、キレイに保つ秘訣がありますのでご安心ください!

装着したままで飲み物を飲む

1日20時間ほどの装着時間がお約束となるマウスピース矯正。

「いちいちマウスピースを外すのが面倒だから、ま・・・いっか!」

とコーヒーや紅茶をマウスピースをつけたままで飲んでいませんか?

マウスピースをつけたままの場合、着色しやすいだけでなく虫歯になりやすくなってしまいますので注意してください。

使用しているフッ素の種類

歯質の強化のために普段からフッ素を使用しておられる方もおられるのではないでしょうか?(使用しておられる方、素晴らしいです!)

使用されているフッ素の種類によっては、着色しやすいフッ素もありますので、一度ご確認ください。

「フッ化第一スズ」という種類のフッ素が含まれている商品は、「フッ化ナトリウム」などフッ素に比べて、着色しやすいといわれていて、磨き残しが多いと着色してしまいます。(そのため、しっかりと歯磨きしていただいた上でご使用いただくと問題ありません◎)

〜番外編〜 装置自体の変色が原因であることも

マウスピース矯正中に、なんとなく口元の印象が変わってきた・・歯の黄ばみが気になるかも・・と思われる方。歯の黄ばみと同時に、マウスピースの装置自体に変色が起こっている可能性も。

装置のお手入れも、歯と同様に行うことが必要です。
装置の着色について書かれている記事はこちら

キレイに保つ秘訣

✓ 丁寧に歯磨きをする
基本的なことですが、歯磨きを丁寧にすることって本当に大切です。
歯の表面の汚れをこまめに取り除くことで、「歯磨きでは取れない汚れ」まで汚れてしまうことを防ぐことができます。

✓ 本気ならマウスピースを外して
本当に着色したくないなら、面倒ですがマウスピースを外して飲み物を飲んでください。(水ならOK)

でも面倒な気持ちも分かるので・・・飲むたびにお口をゆすいでいただいて、マウスピースの中に飲み物がなくなるようにしてください。

あとは、ストローで飲むのもおすすめです。
もちろんうがいはしてね!

✓ なるべくレジンを取り除く
これは、クリニックの歯科医師や歯科衛生士が行うことですが、
アタッチメントを付けるときに、余分なレジンを取り除くことで着色しにくくすることができます。

 定期的にクリーニングを受ける
歯磨きだけでは取り除くことができない着色は、クリーニングで綺麗に取り除くことができます。さらに歯科医院で行うクリーニングでは、最後にトリートメントを行うこともできるため、再付着も予防します。

着色が気になったら・・・

歯についた着色は、クリーニングで簡単に落とすことができます。
当院では、矯正中のクリーニングにも対応しておりますので、お気軽にお声がけくださいね!

ホームホワイトニングとの相性抜群!

日々マウスピースを装着するのに慣れている、マウスピース矯正中の方にとってはホームホワイトニングはお手の物。

「矯正が終わってから」と考える方も多いようですが、モチベーション維持にも矯正中のホワイトニングはおすすめ◎

関連記事:矯正中に歯を白くしたい

十分注意を!最後のマウスピースになることも

マウスピース矯正中、リファインメントといって最初に計画した治療どおりに歯が動かなかった場合、途中で計画を練り直して新しいマウスピースを作り直すことがあります。

通常7〜10日で交換し、綺麗に保たれていたマウスピースも、作り直している間は約1ヶ月ほど同じマウスピースを使用します。

そのため、普段より着色には十分注意する必要があります。リファインメントは、歯の動きによって様々です。

日々、キレイに保つことを心がけましょう。

記事監修者:歯科医師 庄野太一郎

徳島県、昭和大学歯学部卒業。医療法人庄野市歯科診療所の理事長として、庄野歯科医院徳島院、庄野歯科医院北浜オフィスを開設。国際インプラント学会に所属し、インプラント治療の技術研鑽に努め、四国初のインプラントセーフティーマーク取得医院として認定。現在、関連書籍も出版。